其の55 沖縄でアスリートとして生きること

2009年7月25日(土)(テレビ朝日OA) 琉球放送制作

車椅子ラグビーは格闘技とも言われる激しいスポーツ、そして健常者とのハンディがあまりない競技です。パラリンピック北京大会で活躍した仲里進(なかざと・しん)さん(32歳)は生まれつきの障がいで歩くことができません。しかしこの競技との出会いで人生が変りました。それまでの彼は引っ込み思案で自殺さえ考えたといいます。たまたま出会ったこの競技が彼に生きる勇気を与えました。アスリートとして生きていこう。そう決心した仲里選手、チームメイト3人と共に日本代表候補に選ばれ、次のパラリンピックをめざします。しかし日々の生活、仕事との兼ね合い、さらにトレーニングや対外試合の費用など離島県であるための不利もあります。様々な困難に立ち向かいながら世界のトップアスリートを目指す仲里選手の日々を追います。



◇ディレクター:池田 智◇
今回、仲里さんを取材して一番強く感じた事は、仲里さんを含め選手の方たちがとても明るく、生き生きとしているという事でした。生まれながらの障がい、不慮の事故で思うように体が動かなくなり、悩み、苦悩し、人生をあきらめた人さえありました。その方たちが、どん底の中で見つけた生きがい。ウィルチェアーラグビーをしている時の、選手の皆さんは本当に楽しそうで、また、一生懸命です。自費で合宿などに参加している、ボランティアスタッフの皆さんは、そんなひたむきな彼等の情熱に惹かれたのかもしれません。




今回仲里さんを取材して印象に残ったことそれは選手やスタッフ達の明るさでした。

◆初めて見つけた生きがい◆

一度は自らの命を絶とうとした仲里さんを救ったのは車椅子競技との出会い。夢や生きがいをみつけた事で、仲里さんは強くたくましいアスリートに生まれ変わりました。
◆夢と現実、それでも続けたい◆
沖縄で代表選手に選ばれるには、合宿に参加する費用など現実的に厳しい面もあります。
◆仲間は僕の宝物◆
しかし、仲里さんの情熱と、周りの人達の力によって夢を現実のものとしてきました。
◆世界の舞台、世界のメダル◆

そんな仲里さんの将来の夢は世界の舞台、世界のメダル。3年後のロンドンパラリンピックで、初のメダルを狙い、さらにその先、世界を舞台に活躍する日を夢見ています。

沖縄ハリケーンズ(仲里進選手の所属チーム)
活動場所:サン・アビリティーズうらそえ

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