其の89  長崎発 お助けロボット作ります!~大人気 工学部 研究室の秘密~

2010年5月15日(土)(テレビ朝日OA)  長崎放送制作

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もしあなたが動けなくなったり、話ができなくなったら、どうやって自分の意思を
伝えますか?
そんな時、あなたの味方になってくれるチームが、日本の西の端、長崎にあります。
長崎大学工学部の石松研究室は、ロボット工学を駆使して福祉器具を作るユニークな研究室。リーダーは石松隆和教授(58歳)。
メンバーは先生を慕う志を持った学生達です。
ベッドの生活の人には、家族を呼び出せる装置を。
会話ができない人には、意思を伝える器具を。
彼らが作るのは、1人1人に寄り添ったオーダーメイドのお助けロボットです。
長崎市の後藤英明さん(46歳)は、交通事故が原因で車いすの生活を送っています。
後藤さんには、人の手を借りずに好きな時に昼寝がしたいという長年の夢があります。
困っている人がいれば、じっとしてはいられないのが石松先生の性分。
後藤さんの願いを聞いて、石松先生のスイッチが入りました。
さあ、今度はどんなモノで応えるのでしょう?


◆いつも自分も家族になったような気持ちで

◆体の障害や病気の人に、工学の専門の僕達がもっとすることがあるはず

◆まず1人にビシッと焦点を据えてやれば次の人にまたいける

◆もっと自信を持って、自分には能力があることを知ってもらいたい


◇ディレクター:平井 亜子◇
講義に会議に出張にと大忙しの石松先生をつかまえるのはお昼休みが一番!
でも伺うと、愛妻弁当をおいしそうに召し上がった後で、開発中の器具について、熱心に、しかも嬉しそうに説明が始まり、ついつい打ち合わせは後回し・・・・というのがいつものパターン。
それでも焦りとは裏腹に、なぜか、大学を後にする時は幸せな気持ちになれるのです。待っている人のために、少しでもいいモノを作りたい!という想いを、私もこの取材を通して、共有できたからだと思います。
障害や病気の症状はひと様々ですが、利用者が器具に自分の体を合わせながら使っている“道具ありき”のケースが少なくありません。これって、おかしいと思いませんか?日本の西の端の長崎で、地道に開発を続ける素敵な先生と、その先生を慕って研究に励む学生達の熱い想いを、全国に発信したいと思って番組にしました。

◆お問合せ先など◆
長崎大学工学部 機械システム工学科
【住所】長崎県長崎市文教町1-14
【電話番号】095-819-2508

■石松隆和さん(58歳)
長崎大学工学部 機械システム工学科 教授 (工学博士)
【E-mail】 ishi@net.nagasaki-u.ac.jp
研究室のホームページ

■後藤英明さん(46歳)
パソコン画家
【E-mail】 eimei@js2.so-net.ne.jp
後藤さんのホームページ

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