其の113  宮崎発 口蹄疫を乗り越えて 復活へのキックオフ

2010年11月13日(土)(テレビ朝日OA)  宮崎放送制作

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今年春に発生した口蹄疫は宮崎の家畜約29万頭が殺処分という甚大な被害をもたらしました。
特に被害が集中した川南町では町内の全ての牛と豚17万頭が殺処分。
町が疲弊していく中 立ち上がった社会人クラブがありました。
チームの名前は川南ラグビークラブ。
町民の寄付金で運営され 町の顔を担ってきた創立40年のクラブは「こんな時こそラグビーで町に元気を取り戻そう」と口蹄疫の防疫作業で多忙を極めていた5月に練習を再開したのです。
「町の人が毎年楽しみにしている秋の九州トップリーグで優勝する。そして全国大会へ!」
チームはこれまでにない結束力で口蹄疫を乗り越え厳しい練習を続けました。
メンバーの中には被災した酪農家がいます。黒木俊勝さん30歳。126頭全てが殺処分となりながらも
仲間の励ましで練習を再開。
そしてリーグ戦 開幕・・・
番組では酪農家 黒木さんを中心に口蹄疫の惨禍の中、絆を深めながら町の復活の為 ひたすらに走るラガーマン達を追います。

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◆口蹄疫を乗り越えた 自分たちは負けるはずない

◆自分たちがこの経験を 後世に伝えていかなければならない

◆絆があるからこそ我慢できる



◇ディレクター:御手洗 英明◇
これまで興味はありつつも接することのなかった私が取材中感じていたのはラグビーという競技の特異性です。
どのスポーツでもチームワークは謳われますが、これほどチームのために自分の身を挺する競技はないのではと思っています。
インタビューの中でチームの監督は「人間が良くないといい選手にはなれない」と言い切りました. 試合中疲労しきっている時にサボらず走ったりタックルしたりは 自分より全体のことを考えられる強い精神力が必要とのことでした。
彼らが本拠地を置く川南町は古くからラグビーが盛んな土地柄。
これからの復興に向けてラグビーの精神は大きな支柱になることでしょう。
今後とも川南ラグビークラブを応援しつつ 復興のへの歩みを記録し続けようと思っています。

◆お問合せ先など◆

【ホームページ】 川南ラグビークラブのブログ

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