其の114  愛媛発 輝く瞳に届けたい ~アラスカ写真家の夢ライブ~

2010年11月20日(土)(テレビ朝日OA)  南海放送制作

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17年にわたりアラスカを撮影し続けてきた写真家 松本紀生さん。
1年の半分をアラスカで暮らす松本さんは、3ヶ月間を、ゴムボートで無人島をめぐりながら動物や風景を撮影、そして、3ヶ月間を、マイナス40度の冬のマッキンリーでかまくらを作りオーロラを撮影します。
そんな松本さんが日本に帰り行うのが、フォトライブ。日本各地をまわり、病院や学校で写真を見せながら、アラスカでの自らの体験を語ります。
番組では、アラスカでの松本さんの撮影の様子を交え、松本さんの母校で行われたフォトライブを中心に、アラスカの大自然の様子と松本さんの生き方を子供たちがどう感じたのかをドキュメントします。

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◆動物と共に育つ森

◆人と動物の共存 本来の自然の姿

◆小さな積み重ねが夢の実現につながる



◇ディレクター:伊東 英朗◇
多くの熊が生息する南東アラスカの山小屋で、写真家の松本さんは、私の質問にこう答えました。
「今考えると、ノイローゼに近いような、それくらい悩んでいた時期があるんですよね。でも、あることに気がついて一歩踏み出せたんですよ。何かというと、自分は写真家になりたいんじゃないなと思ったんですよ。」
私は、この言葉をどうとらえればいいのか、それから考え続けることになりました。
写真家が、写真家になりたいのではないと思った。
この言葉の意味は、アラスカでの1ヶ月間の撮影中には、ついに十分理解できないままでした。
なんとなく理解できたのは、地元小学校で行われたフォトライブを子供たちとともに見たときでした。
松本さんは、いい写真を撮影することが第一の目的ではなく、撮影をするまでの過程、つまり松本さんの人生をどう生きられたかが何より大切であること。に気づくことができました。
私自身、何の迷いもなく番組を作ることが、目的であり、生きる糧になっていたことに、改めて気づくことができました。一度限りの自分自身の人生をどう充実した生き方ができるか、松本さんのアラスカでの撮影の様子や、充実した人生を送るという考え方は、まさに今を生きていく私たち、そして、子供たちに大きな示唆をしてくれています。
そして、松本さんのフォトライブの流儀である、「考えを押し付けないでさまざまに感じ取ってもらいたい」という思いは、大自然の写真とともに、確かに子供たちに届いていることを取材を通して、感じました。

◆お問合せ先など◆

松本紀生さん (38歳)
【ホームページ】 松本紀生オフィシャル ホームページ

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