#32 未来へはばたけ!僕らのメガネ~日本一の鯖江から世界へ~

2015年11月29日(日)(テレビ朝日放送) 福井放送制作  協力 文部科学省/独立行政法人 中小企業基盤整備機構

chikara32-1.jpg 福井県鯖江市は眼鏡の国内生産9割を誇る町です。でも最近は、外国産の安価な眼鏡に押され、ピーク時に1000億円以上あった売り上げは半分に減りました。
苦境に負けじと鯖江では今、若いデザイナーたちが次々に自社ブランドを立ち上げ、オリジナルの眼鏡を開発、売り出していこうと奮闘しています。

chikara32-4.jpg 番組では、この眼鏡が出来上がるまでをカメラに収めています。実は眼鏡製造には企業秘密が多く、テレビの取材もNGの会社がほとんど。今回は特別に、テレビ初公開の工程をご覧いただきます。眼鏡が出来上がるまでの「へぇー」という映像の数々も合わせてお楽しみください!

chikara32-2.jpg眼鏡業界には毎年10月にアジア最大級の商談展があります。世界に向けて眼鏡を売り出す大きなチャンスなのです。日本一の産地から世界へ、「オプト.デュオ」が発表した新作モデルは、果たして受け入れられるのでしょうか?

福井で眼鏡作りが始まっておよそ110年。先人達がコツコツと守り、作り上げてきた伝統の技を3人の若者たちが受け継ぎ、次の100年へとつないでいく。ふるさとの産業を支える若い力に密着です。

編集後記

ディレクター:宮川 司(福井放送)

私はメガネが大好きで、靴やカバンを変えるような感覚で10本を使い分けています。そのほとんどは、今回の主人公「オプト.デュオ」の3人が生み出したもの。おしゃれで繊細なメガネを作っているデザイナーは、聞けば私と同年代。ますます興味が湧いてきて、さっそく会いに行ったところ、3人が3人とも気負ったところがなく、飄々としているなというのが最初の印象でした。
ところが、「オプト.デュオ」を率いる山岸代表の話を聞くたびに伝わってきたのは、「日本一のメガネ産地・鯖江の素晴らしい技術をもっと知ってもらいたい」という熱い思い。今までの常識を覆すメガネを作り出す裏側には、外見からは想像できないような情熱が隠されていました。

今回の取材では、こだわり抜いたメガネを完成させ、世界へ発信していく姿に密着。
特に製造の工程では、テレビ初公開の貴重な映像や、「これぞ鯖江の技術!」が撮影出来ました。

さらに感動したのは、地元の子どもたちに行うメガネの授業。鯖江のメガネを未来へつないでいこうという思いに、私も大いに励まされました。
ふだん、メガネに興味のない方、関わりのない方でも、3人を通して見るメガネには、きっと共感していただけるはず。そう感じています。

番組情報

◆opt duo Inc.(オプト.デュオ)
【電 話】0778-65-2374
【H P】http://www.optduo.co.jp/

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