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2024年9月。第51回全国醤油品評会で福島県のしょうゆは11点が入賞を果たし入賞数過去最多を更新。2023年に続き2年連続の入賞数日本一を達成しました。
その立役者である福島県醤油醸造協同組合の理事兼工場長、紅林孝幸さんが今回の主人公。大学の農学部で基礎を学び、工場に就職後もしょうゆの研究を続け博士号の学位も取得した「しょうゆ博士」でもあります。
紅林さんの工場では「生(き)揚げしょうゆ」(しょうゆのもと)を協同生産し、それを福島県内の各しょうゆ会社が、色・味・香りなどをととのえ、個性様々なしょうゆを製造(生揚生産協業方式)。1964年に福島で導入されたこのスタイルは「福島方式」と呼ばれ、効率的な生産方法としてその後、全国各地に広まりました。そんな福島のしょうゆ業界が深刻な事態に追い込まれたのは2011年3月、東日本大震災。風評被害で県外の取り引きが全てなくなった会社も…。
「このままではだめだ」と震災後すぐに紅林さんが立ち上げたのは「出品評価会」という勉強会。全国醤油品評会で上位入賞したしょうゆを取り寄せ「どんな点が優れているか」県内のしょうゆ会社とともに徹底的に研究。その努力が実を結び「入賞数2年連続日本一」に。福島のしょうゆ業界をまとめあげ、全国から注目される品質に向上させた紅林さんの行動力は誰もが認めるところ。しかし本人はいたって自然体。
自分のことを「博士でなく、しょうゆバカセ」「ただ、しょうゆが好きなだけ」と話します。そして、しょうゆのように自分からは表には出ず、まわりを引き立てる「脇役」に徹しています。そんな紅林さんの思いにせまります。
編集後記
ディレクター:望月昭寿(福島テレビ)
今回の主人公、福島県醤油醸造協同組合の紅林さんとの出会いは、弊社土曜夕方の情報バラエティの一昨年の年末企画でした。その年を象徴する食材で鍋を作ろうという企画。2023年、福島のしょうゆが全国醤油品評会で入賞数日本一になったので鍋の味の決め手にピッタリだということで、その立役者である紅林さんを取材しました。
1時間にも満たない撮影でしたが、そのわずかな間で紅林さんの強すぎる「しょうゆ愛」と誰からも「愛される人柄」に惹かれてしまい、「いつかまたしっかり取材したい」と思っていました。
日本のチカラの取材を進める中で、強く感じたのは、日本一に「なるべくしてなったのではないか」ということ。紅林さんの目標に対して「どうすれば叶えられるか」を冷静に分析し、論理的に事を進めていく姿勢。そして「この人について行けば・・・」と思わせるだけの説得力と人間性。ですので、2024年にも日本一になったと聞いた時には、正直そこまで驚きはしませんでした。
最後に、何よりこの放送で伝えたいのは、紅林さんの「脇役に徹する姿」です。東日本大震災の風評被害で苦しんできた福島県のしょうゆ業界。同じ苦しみを味わってきた仲間の力になりたいという強い思いがあるからこそ、自分は目立ってはいけない。仲間の良さを引き立てる脇役に。そんな紅林さんの姿と思いに何かを感じていただければ幸いです。
番組情報
福島県醤油醸造協同組合
【住所】福島県二本松市油井簑掛10
【電話】0243-22-3171
【HP】https://fukushimasoysauce.com
山形屋商店
【住所】福島県相馬市中村字上町31
【電話】0244-35-2966
【HP】https://somayamabun.com