#425 ママの夢は金メダル 〜音のない世界に生きて〜

2025年05月17日(土) 05:20~05:50 (テレビ朝日 放送) テレビ朝日制作 協力/文部科学省 総務省 中小機構 JAグループ

音のない世界で、母として、社会人として、そしてアスリートとして、前を向いて生きる女性がいます。先天性難聴の卓球選手、亀澤理穂さん(34)。11月に東京で初めて開催される聴覚障がいがあるアスリートのための国際大会、デフリンピックで卓球日本代表に選ばれています。これまで4大会連続で出場し、銀と銅合わせて8つのメダルを獲得。東京大会では、悲願の金メダルを目指します。

そんな理穂さんのもう一つの顔は、6歳のひとり娘、結莉ちゃんのお母さん。耳が聞こえる娘と、聞こえない母。ふたりは手話と声を使いながら日常生活を送っています。表情や仕草から気持ちを読み取りながらコミュニケーションをとり、冗談で笑い合い、姉妹のような関係を築いている一方で、結莉ちゃんが幼いころは「娘の言葉がうまく読み取れない」という壁にも直面。テレビ電話を使って理穂さんの両親の力を借り、音声認識アプリを駆使して心を通わせようと懸命に結莉ちゃんと向き合ってきました。卓球と育児を両立する日々…理穂さんが前を向いて頑張れる理由。それは、娘に「金メダルをとって、ありがとうを伝えたい」という思いがあるから。

デフリンピックと同じ会場で、3月に開催された東京卓球選手権大会。理穂さんは、聴覚障がいのない選手との試合に臨むも、悔しいストレート負け。その姿を会場で見つめていた結莉ちゃんは「勝ってほしい」とエールを送りました。金メダルは二人の夢…。

音のない世界で、苦労を抱えながらも常に明るく前を向き、笑顔を絶やさない理穂さん。

かなえたい夢を胸に秘め、等身大の姿で娘と共に歩むひとりの女性を描きます。

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