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盛岡わんこそば・盛岡冷麺・盛岡じゃじゃ麺。岩手への観光客にも人気の、この麺料理は“盛岡三大麺”と呼ばれています。しかし一部の盛岡市民が「もし盛岡四大麺として並べるなら…」としてあげる、もう一つのご当地麺をご存じでしょうか?
それが、柳家のキムチ納豆ラーメン。コク深い納豆ミソと酸味あるキムチ…相性抜群の味わい、たっぷりの野菜、もっちもちの太めの自家製麺。見た目も味も、ほかに類を見ない唯一無二のご当地ラーメンです。
これを生み出したのが、柳家創業者の大信田和一(おおしだ わいち)さん。「いらっしゃいませー!」「あらよっ!」 和一さんのお店には、いつも威勢のいい掛け声が響きます。「俺が引退するときは、くたばるとき。それが本望」…84歳になった今も、店のちゅう房に立ち、中華鍋を振り続けています。
「家族を幸せにするために、人口の多い盛岡で店を出したかった」
今から50年前、和一さんは盛岡市内の商店街にお店を構えますが…。今に至る道のりは波乱万丈なものでした。威勢のいい「いらっしゃいませー!」には、和一さんなりの理由が…。
84歳になってなお、ひたむきにラーメン作りに励む和一さん、“別の道”でその味を支える二人の息子の“終わらない青春”。地産地消の完全自家製麺を畑の上から支える長男、コロナ禍のダメージからの立て直しを目指す経営者の次男、そしてお客さんに喜んでもらうため、ちゅう房に立ち続ける父親。1杯のラーメンにかかわる姿は、まさに三者三様。親子が紡ぐ、愛情あふれるラーメン物語をお届けします。
編集後記
ディレクター:鹿野真源(IBC岩手放送)
ラーメン店・柳家のキムチ納豆ラーメンは、岩手のラーメン好きなら知らない人はいないであろう一杯です。納豆みそとキムチの組み合わせ、たっぷりの野菜、そして太目でもちもちの自家製麺。ある常連さんの言葉を借りるなら、「他にはない、唯一無二の味」です。
その一杯を生み出した、大信田和一さんが今回の主人公。知り合ったのは10年ほど前のこと。当時柳家がベトナムにお店を出すという話を聞き、現地に渡ったスタッフの奮闘を追って、ドキュメンタリー番組を制作したのがきっかけです。「俺が引退するときは、くたばるとき。それで本望だよ」という彼の言葉が強く印象に残り、いつかこの人の番組を作ってみたいと考えていました。
和一さんは現在84歳。知り合ったときに比べると、どうしても歳をとった印象があります。それでも、「いらっしゃいませー!」「あらよっ!」という威勢のいい声は健在で、日々お店で中華鍋を振っています。話好きで、人情家で、涙もろい、感情豊かな84歳。今なお新しいラーメンを生み出そうと、試行錯誤する84歳。その姿は、私が勝手にイメージする80代とは違ったものでした。
この番組は、和一さんの物語ともう一つ、和一さんの2人の息子と柳家の未来の模索という物語で成り立っています。役員会議での一コマ、若手スタッフについて「今足りないのは苦労」と語る、次男で社長の和彦さん。「若い時の苦労は買ってでもせよ」今の時代では、大事なこととわかっていてもなかなか口に出しづらい一言が、撮影していて強く印象に残っています。父・和一さんの生きざまを間近で見てきたからこその、息子の言葉です。未来を担う若者への、厳しさと愛情を込めた叱咤激励。次の世代とどう向き合い、どう育てていくのか。配慮しなければならないことは、年々増えているように感じますが、それでも「時代遅れ」の一言で片づけてはいけない、そんな言葉だと思うのは、私だけでしょうか。
皆様、岩手にいらっしゃる機会がありましたら、ぜひ柳家へ。84歳の元気な「いらっしゃいませー!」と、思いのこもったラーメンが、きっとあなたを迎えてくれます。その一杯を味わいながら、小麦を育てている長男と、会社を未来につなごうと奮闘する次男、そして和一さんの生きざまに思いを馳せていただけたなら、それが制作者としての喜びです。
番組情報
柳家総本店
【住所】〒020-0022 岩手県盛岡市大通2丁目1−23サンクイーンビル 1F
【営業時間】月曜~土曜 11時~翌3時 /日曜11時から24時
【定休日】なし
キムチ納豆ラーメン 1000円 ※価格は店舗により異なります。