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2024年パリオリンピックで新種目となり、アクロバティックな動きで世界中を魅了したブレイキン(ブレイクダンス)。約30年前、その世界一に日本で初めて輝いたダンサーが今回の主人公、唐澤剛史さん(49)。
東京都出身の唐澤さんは、中学生でブレイキンと出会い、世界王者となった後、結婚を機に静岡県へ移住。2003年に立ち上げた「KARASAWA DANCE Crew」で、約250人の生徒にブレイキンやヒップホップなどを指導しています。唐澤さんが指導するダンス教室の「ハートフルクラス」には、ダウン症や自閉症、知的障がいがあるメンバーが集まっています。
クラスには15歳から47歳までのおよそ50人が在籍、年に一度開催される秋の発表会に向け練習に取り組んでいます。唐澤さんが大切にしているのは『それぞれが心のままに、自分を表現すること』。世界一を経験した唐沢さんが伝えていたのは、ダンスの本質でした。
個性を重んじる唐澤さん自身も、障がいと向き合っています。高校1年生の時、原因不明の脱毛症を発症、半年間引きこもった過去があります。自身の障がいを受け入れられず高校を中退した唐澤さんは『外に出れば、周りからの目に傷つけられた』と当時を振り返ります。絶望のふちから唐澤さんを救い出したのは、変わらず自分を受け入れてくれたダンスと仲間たちでした。髪がないことを「個性」として受け入れ、生きていく…この経験が、唐沢さんが今もダンスを続けメンバーと向き合う理由となっています。番組では、メンバーの日常における課題に献身的に寄り添う唐澤さんや、新たな挑戦をするメンバーに密着。
唐澤さんは、ひとりひとりが抱える課題に正面からぶつかり、ありのままの自分で輝けるよう試行錯誤を続けています。メンバーと真摯に向き合う唐澤さん、それに懸命に応えようとするメンバーの成長を通して、自分らしく生きるとは何か…問いかけます。
編集後記
ディレクター:伊豆川洋輔(静岡放送)
「KARASAWA DANCE Crew」は、ありのままの自分を表現することの美しさを教えてくれるチームです。静岡県の芸術祭でのオープニングアクトで、間違いを恐れずに踊るメンバーの姿に魅了されたことをきっかけに、私は取材を始めました。
代表の唐澤さんは、脱毛症を発症し社会との関わりを一度閉ざした元ブレイキン世界王者です。絶望のなかで唐澤さんを救ったブレイキン。その後、ダンスで生きる希望を感じ、自信を得ていった彼だからこそ伝えられる思いや、寄り添い方があると感じながら取材していました。
順番が付けられるダンスの世界で一番を取った唐澤さんですが、心から個性を尊重しそれぞれの特性を武器に変えています。考え方を変えれば、特性や個性を強みに変えられる人がどんな世界でも強いのかもしれません。そんなことを感じながら、取材をするなかで唐澤さんは、「脱毛症になった事を感謝している。人の痛みを共感できるようになったから」と私たちに話してくれました。唐澤さんの根底には、「ダンスに恩を返す」という思いがあるそうです。そのため、メンバーから逃げることなく真剣にぶつかる。そして、ダンスを通じて自信を得てもらう。そんな場所を守ることも彼なりの恩返しだと私は感じました。
取材をさせて頂いたハートフルクラスのメンバーは皆、唐澤さんを心から慕いその背中を追いかけています。澤本泰成さんは、唐澤さんのダンスをいまでも「世界一」と話し、外見からも近づきたいと練習ではいつも帽子をかぶっています。
また、自分だけのステージでソロをやりたいと申し出た柴田光浩さんには、どの様な代替案を唐沢さんが示すのか。「互いが納得できる形」をどのように作り出すのか、見てみたいです。柴田さんのストマックストマックウィンドミルは回転数が上がっています!!
そして、練習に来れていなかった美澤健斗さんの挑戦は、再びスタジオに行けたことで始まったと思います。今後、チームに合流できるのか。私は、秋に予定される発表会のステージであの笑顔をもう一度見たいと思います。
「KARASAWA DANCE Crew」の物語は、障がいもコンプレックスもすべて個性として受け止め向き合い続けることの尊さを伝えてくれます。彼らのひたむきな姿はきっと、多くの人の心に響き、ありのままで生きる勇気を与えてくれると信じています。
番組情報
KARASAWA DANCE Crew 藤枝校
【Instagram】@tsuyoshi_karasawa.kdc
KARASAWA DANCE Crew 掛川校
【HP】https://hata417.wixsite.com/kakegawa-dance