#439 教えて!能登デスクさん ~Notデスクな観光案内~

2025年08月23日(土) 05:20~05:50 (テレビ朝日 放送) 北陸放送制作 協力/文部科学省 総務省 中小機構 JAグループ

年間400万人が訪れる人気観光地、石川県金沢市。その玄関口である金沢駅の構内にポツンとある能登専門の観光案内所『能登デスク』。ここで働く中山智恵子さん(46)が今回の主人公。福岡県出身の中山さんは、夫の転勤で18年前に金沢へ移住。人と話すのが好きで選んだ観光案内の仕事に就いて、8年になります。当初、能登に関する知識はほとんどありませんでしたが、今では「能登は第二の実家」と語るほど深くこの地を愛するように。その理由は、仕事で何度も能登へ足を運ぶうちに出会った、素朴で温かい人々。その飾らない人柄に、中山さんはすっかり魅了されたといいます。

中山さんが観光案内に使う大きな能登半島の地図には、自ら書き込んだ“今行ける能登”の情報が満載。SNSでの発信も続け“能登デスクさん”の愛称で広く知られるようになりました。情報収集もかねて金沢から車で往復5時間、毎週のように能登へ通うのが中山さんの日課。旬の幸に舌鼓を打ち、遊覧船から絶景を眺め、勇壮な夏祭りでは人々の輪に加わる…自らの五感で感じた「生きた能登」を伝えるのが、中山さんのモットーです。

令和6年能登半島地震から1年半が過ぎ、いまだにその活動には葛藤も。復興が進み観光客が戻りつつある一方で、各地に残る地震の爪痕を目の当たりにするたび、観光をPRすることに後ろめたさを感じることも…。そんなとき、中山さんの背中を押してくれるのは能登の人々の声。「中山さんが知っている、元気で美しい能登を発信してほしい」…その言葉が力を与えてくれています。復興に向けた希望の光とともに、能登を愛してやまない中山さん…デスク業務をこえた奮闘の日々を追いかけます。

編集後記

ディレクター:亀山貴洋(北陸放送)

令和6年能登半島地震から半年以上が経った頃から“能登デスクさん”という名前をよく聞くようになりました。『能登デスクさんおすすめの○○』や『能登デスクさんと行く○○ツアー』などをテレビやSNSで目にするたびにその存在が気になり、調べてみると金沢駅にある能登専門の観光案内所『能登デスク』勤務の中山智恵子さんという女性だということが分かりました。勝手ながら私がイメージしていた観光案内所のスタッフは基本持ち場から動かず、訪れた人に観光情報を案内する受け身スタイル。しかし、中山さんは車で往復5時間をかけ毎週のように能登に足を運んで情報を集めてくるという、稀にみる行動力の持ち主でした。直接会ってみると見た目通りの明るく元気でよくしゃべる方で、言葉の端々から能登愛を感じることができました。

パンフレットやホームページの情報に頼らず、直接行って感じたことを伝えたいという中山さん、能登に行きすぎてデスクにほとんどいない週もしばしば、その型破りな観光案内に興味がわきました。番組を通じて、中山さんが情熱を持って発信する『今行ける能登』を伝えたいと思います。

番組情報

能登半島広域観光協会 ホームページ
https://www.notohantou.com/notodesksan/

能登デスク公式X
https://x.com/notodesk

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