#442 海を翔ける希望の波 ~復活!国内唯一 ホーバークラフト~

2025年09月13日(土) 05:20~05:50 (テレビ朝日 放送) 大分放送制作 協力/文部科学省 総務省 中小機構 JAグループ

海上を飛ぶように走り、陸地も滑らかに移動する水陸両用船「ホーバークラフト」。一度は国内から姿を消した夢のような乗り物が、交通の利便性と観光浮揚を目的に、16年ぶりに大分県で復活を果たしました。ホーバークラフトの営業運航は、世界じゅうでイギリス(ワイト島⇔ポーツマス)と大分県の2か所だけ。運航を担当する大分第一ホーバードライブ株式会社のスタッフは皆、ホーバークラフト愛に満ちあふれています。

操縦士のひとりレイヤさん(28)の夢は、子どものころ祖母とよく乗船していたホーバークラフトの操縦士になること。大分県を盛り上げたいと、セメントタンカーの船員から転職しました。「未知の乗り物の操縦を、いちから習得するのは難しかった」と語ります。イギリス人講師による厳しい操縦訓練を経て船長になったレイヤさん。夢は、故郷の保戸島(ほとじま)(大分県津久見市)と大分市をホーバークラフトでつなぐこと。整備士のひとり篠田昭吾(しょうご)さん(44)は「これから先、何十年も使えるようにメンテナンスしていかなければ」
と日々業務に励みます。

また、ホーバークラフトは、子どもたちのあこがれでもあります。大分空港の近くに住む加藤遼大(りょうた)さん(15)はホーバークラフトのエンジン音や、海から上陸する様子にひかれ、ホーバークラフトのとりこに。2025年7月、いよいよ大分空港と大分市街地間の定期運航がスタート。レイヤさんは初便の船長を任されました。小田典史代表取締役社長(53)は「ホーバークラフトのポテンシャルは未知数。今後、ホーバークラフトで町おこしができたら」と未来を見つめています。

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