#447 笑顔かがやく農場 ~未来をつなぐ若き集団~

2025年10月18日(土) 05:20~05:50 (テレビ朝日 放送) メ~テレ制作 協力/文部科学省 総務省 中小機構 JAグループ

愛知県知多郡阿久比町(あぐいちょう)に人気のお米を作る農場があります。農業法人千姓(せんしょう)、通称つづき農場。あと継ぎのいなくなった農地を借り受け、地元のブランド米「れんげちゃん」を育てています。田んぼに花咲くレンゲソウを土の中にすきこみ肥料にすることで、独特の甘みと強い粘りが出るため、この地域では人気のお米です。お米以外にも、ブロッコリーや小松菜といった野菜の栽培も。

農場を経営するのは、都築興治(つづきこうじ)さん(40)。農家に生まれ育ったものの、子どものころからサッカー一筋であとを継ぐ気はありませんでした。しか大学在学中に父の農業を手伝っているうちに農業の面白さ、将来性に気づき、17年前、父の作った農業法人を受け継ぎました。現在社員11人、パート従業員が約50人。社員の多くが農業未経験者。異業種からの転職組もいて、ここで働くことに大きなやりがいを感じています。

地域雇用をうみ出し、地元の農地を維持管理するつづき農場は、この地域には欠かせない農場となっており、20253月、日本農業賞・大賞も受賞しています。

都築さんは、「農業の魅力を発信し、この農場にかかわる人を笑顔にしたい」とユニークな活動も。田んぼでダンスをしてSNSで公開したり、田植え体験など一般参加のイベントも企画。さらに取締役でもある妻の佳世さん(39)が中心となり、農地で収穫した農作物を活用し昨年、寿司や弁当を作る加工所も開設。できたての商品は、JAの直売所で販売。おいしさが評判を呼び、大人気となっています。今年の新米の稲刈りがスタート。佳世さんは、収穫の喜びをみんなで分かち合おうとおにぎりに。笑顔かがやく農場は、農業の魅力を発信し続けています。

編集後記

ディレクター:堀 雅司(ライフワークス)

日本の多くの地域社会であと継ぎのいない農地が増え続けているという話題をよく聞きます。そうなれば田んぼや畑が耕作放棄地になっていきます。それは、とても残念なことです。
そんな思いを吹き飛ばしてくれる元気いっぱいの農業集団を今回取材させていただきました。

農業法人千姓(せんしょう)、通称つづき農場は、愛知県知多郡阿久比町で、耕作者のいなくなった農地を借り受け、お米や野菜作りを行っています。農地が維持管理され、さらに地域の雇用も生み出すことから、地域にとってはかけがえのない農場です。

社長の都築興治さんと取締役で妻の佳世さんは、いつも笑顔で前向き思考。周りの人をみんな笑顔に変えてしまう魅力を持っている素敵な経営者です。地域の将来を考え、社員やスタッフのやりがいを提供し、地元の人々の喜びのために活動しています。だからつづき農場に集まる人々は、みんな明るくて、笑顔で元気いっぱい。何日間もこの農場に取材で通いましたが、行くたびにみんなから元気をもらい、そして心が癒されてました。

つづき農場は、農業はとても魅力ある仕事であることを実証し、多くの人に発信しています。

番組情報

農業生産法人 有限会社 千姓(つづき農場)
【代表】都築興治
【本社所在地】愛知県知多郡阿久比町大字草木字西前113
【TEL/FAX】0569-48-4619
【定休日】土日祝
【HP】つづき農場 https://tsuzuki-farm.com

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