#454 YUNAの青春 ~盲目のシンガー~

2025年12月06日(土) 05:20~05:50 (テレビ朝日 放送) 長崎放送制作 協力/文部科学省 総務省 中小機構 JAグループ

その歌声は、聴く者の心を震わせます。
盲目のシンガー、YUNA。YUNAさんは、生後4か月でヘルペス脳炎にかかり光を失いました。

母の詩織さんは診断を受けた瞬間から、YUNAさんにとって最良の教育を探し始めます。ピアノのレッスンを始めたのは4歳。見えないため、黒鍵を触り白鍵の位置を確認、そして演奏します。自ら望んで始めたピアノでしたが、見えない鍵盤でのレッスンに疲れ諦めようとしたことも。そんな時、先生が教えてくれたのが弾き語り。先生は、YUNAさんの歌声の魅力と可能性に気づいていたのです。以来、続けてきた弾き語り。今では様々なイベントや講演会で披露しています。
さらにコミュニティFMでは、自身のコーナーを持ち、日常で感じたことをパーソナリティとして発信中。

今、YUNAさんは15歳。盲学校高等部の1年生です。目は見えませんが、洗濯など日常生活のほとんどは自分でこなします。運動神経も抜群。以前は一輪車も乗りこなしていました。盲学校の日常は点字の教科書、点筆でとるノート、音が頼りの体育の授業…。男子禁制の寄宿舎、YUNAさんの部屋にも特別にお邪魔しました。

かつて長崎県佐世保市では子どもたちの悲惨な事件が相次いだことがあります。二度と繰り返さないために、佐世保市の中学校で行われている道徳の授業。その講師としてYUNAさんが登壇。同世代同士だからこそ伝わることがあるはずと、YUNAさんが披露したある曲とは…。見えないというハンデを「人とは違う世界が見える」と表現する、盲目のシンガーYUNA。

負けず嫌いでおしゃべりで活発な15歳の少女…その青春物語です。

編集後記

ディレクター:宮路りか(長崎放送)

盲目のシンガーYUNA、その歌声はみなさんの心にどんなふうに届いたでしょうか?
私が初めて聴いたのは4年前、中島みゆきさんの『糸』でした。
心に沁みました・・・そして泣きました・・・。YUNAさんの歌声をたくさんの人に聴いて欲しいと願い、企画したのがこの番組です。
歌声の魅力だけでなく、YUNAさんの言葉に教えられることもたくさんありました。
そのひとつは同級生の存在です。当然すぎて意識したこともなかった存在・・・。
同級生ができたことを心の底から喜んでいるYUNAさんを見てハッとしました。
当たり前はとても大切なことを見逃してしまうようです。

長崎で暮らす私にとって、故郷が生んだ偉大な歌手さだまさしさんは、憧れの存在。中でも、今回番組の中でYUNAさんが歌った『いのちの理由』は一番好きな曲です。
さださんの世界とYUNAさん世界が合わさった時、思春期真っ只中の中学3年生の心に何かが伝わったようでした。YUNAさんの歌と想いには底知れぬパワーがあります。

あたたかい家族そして念願だった同級生がいれば、YUNAの青春は大丈夫!
YUNAさん!悩んで、ぶつかって、そして楽しんで!

番組をご覧いただきありがとうございました。

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