#227 美味しい桃 届けます!! ~若き精鋭集団の夢~

2020年8月8日(土)(テレビ朝日 放送) 西日本放送制作 協力/文部科学省 総務省 中小機構 JAグループ

降水量が少ないことから「晴れの国」と呼ばれる岡山県は、「くだもの王国」。
温暖な気候を生かし「マスカットオブアレキサンドリア」や桃の女王とも言われる「清水白桃(しみずはくとう)」など、高級果物の生産が盛んです。

果物作りが盛んな総社市(そうじゃし)で最高級の桃づくりに挑んでいるのが、12軒の桃専業農家で構成されている「総社もも生産組合」。平均年齢は39.6歳(2020年8月時点)と若手生産者が多く、中には、元電機メーカーの研究員や元ホテルマンに、元家具職人など、新規就農者が多いといいます。

東京や大阪、インターネット販売店などへ出荷される総社もも生産組合の桃は、「岡山自然流」と名付けられたこだわりの生産方法で、色白でとろけるような食感の「清水白桃」など、6月上旬から11月まで約40種類の桃を出荷しています。市場関係者からの評判も高く、例年指名買いもあるほど人気の組合です。

 この組合のリーダーは、桃を作って20年余りの秋山陽太郎さん(40歳)。メンバーたちは、真冬から桃の木と向き合い、夏の収穫に向けた準備を行います。品種や木の状態に応じて、きめ細やかに手を加えています。品種や木の大きさにもよりますが、最終的には桃の実1個につき、葉っぱの枚数は70枚にするなど、とにかく美味しい桃のためなら、とことんこだわります。

収穫前、収穫時、出荷時など、事あるごとに行うのが「食味検査」。美味しい桃を消費者に届けるため、気になることがあれば、桃を食べてみて今後の判断につなげるのです。

桃の産地としては、規模もまだ小さく、後発であるこの組合が目指すのは、品質の追究。そして今年、美味しい桃作りのための新たな挑戦も始まりました。「もっと美味し
く!」常に挑戦し続ける若き精鋭集団の物語です

 

編集後記

ディレクター:松村文彦(西日本放送)

美味しい桃作りに挑む岡山県総社市の精鋭集団「総社もも生産組合」への取材は、4月にスタート。ロケ序盤から実感したのは、この組合独自のこだわりの多さ。そして、桃作りならではの専門用語が多いこと多いこと!
「ハメ(葉芽)」に「ソウハイ(双胚)」、「タンカシ(短果枝)」、「セイショクセイチョウ(生殖成長)」「コウカクキ(硬核期)」。さらに40種類近い品種!「白鳳」「清水白桃」「はなよめ」「華清水」「黄ららのきわみ」などなど、振り返ると、常にメモ帳を片手に取材させていただいた日々だったなぁと思います。
岡山県の桃の生産量は全国6位。山梨、福島、長野など全国の名だたる産地の桃に、歴史も浅い総社市の小規模集団が競争していくためには、品質を追究する事が必要でした。いろんなこだわりの一つ一つの積み重ねが、この組合の作る桃の味に繋がっています。でもまだ決して完成ではありません。
今回の取材を通して生産者の方々から良く聞いた言葉があります。それは「楽しさ」。手塩ににかけて育てたものを収穫する楽しさ、より美味しい桃作りに挑戦する楽しさ、同年代の仲間たちと作る楽しさ、仲間たちと競う楽しさ。いろんな楽しさが溢れ、それがこの組合の原動力や魅力にもなっています。
そしてこの秋、新たに一組の夫婦が研修生として加わります。美味しい桃の産地「総社」を目指して、秋山さん達の取り組みはまだまだ続きます。

番組情報

総社もも生産組合 事務局(JA晴れの国岡山 吉備路支店内)
【住所】〒719-1156 岡山県総社市門田85
【電話】0866-93-7841
【Facebook】 https://www.facebook.com/soujamomo
※ 事務局や選果場での店頭販売は実施しておりません。

総社もも生産組合の桃インターネット販売サイト
岡山果物カタログ https://www.hyouryuu.co.jp/
※ 品種によっては数量が限られているため、品切れになる場合もあります。
また果物を送付するため、配達できない地域もあります。ご了承ください。

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