#4 城下町金沢に学ぶ！～茶屋街発"新押し寿司"～

ディレクター：東海　瑞穂　（有）メディアキャッツ

まず、ご覧頂きたいのは、城下町金沢の日本情緒あふれる美しい映像です。大寒の雪景色から、節分は芸妓衆の豆まき、桜の季節まで撮影しました。
新鮮な海の幸、加賀野菜、豊富な食材。
ユニークな食材に、食用金箔があります。金箔生産高日本一を誇る金沢ならではのものですが、さて、金箔をどのように押し寿司に使ったでしょうか？お客さんが喜ぶ楽しい使い方が登場します。
そして、石川県だけで製造加工が許されているという“フグの卵巣の糠漬け”。猛毒の“フグの卵巣”が食品になるとは驚きです。糠、塩、麹、トウガラシに魚醤という天然の材料だけで作る発酵食品。先人の知恵がここにありました。
さて、本編の主人公は、平均年齢６６歳というパワーにあふれた女性たちです。
新商品開発に、素人に何ができるのかと戸惑いながらも、地元食材と主婦目線を大事にして明るく楽しく溌剌と取り組むメンバーたち。その様子から学ぶことがたくさんありました。
最年少で周田まゆみ店長は何度も「みなさんには教えられることばかり」と言っていました。
１１人のメンバーたち、誰も自分の意見を通そうとしたり、誰かを否定したりすることはありません。多少の意見の違いもトラブルも、雑談している間に収まり、物事が決まっていくのです。お互いを尊重しながら、意見交換することで、短時間で物事が進んでいきました。“年の功”といいますが長年の間に学んだことを人との関わりの中で実践されている姿は実に清々しいものでした。

お店は、とても心地よい雰囲気です。お客さんに地元食材について紹介しながら、押し寿司体験のサポートをしていくメンバーたち、その関わりは、金沢の良さを多くの人に知ってもらいたいという地元愛にあふれていました。
“新押し寿司”には、金沢の食文化が宝石箱のように鏤められています。３月１日の開店以降、特に地元の人が多く訪れています。地元の食文化にふれる機会は、意外と地元民の方が少ないようで、若い人や親子を中心に体験していくそうです。
いったいどんな押し寿司なのか？その体験とはどんなものなのか？ぜひその目で確かめてください！

• 

  押寿し体験厨房金澤寿し

  【住所】石川県金沢市東山１丁目１５－６
  【電話】076-251-8869
  【営業時間】朝９時から夕方４時

• 

  フグの卵巣の糠漬け加工「伊藤九（いとく）商店」

  【住所】石川県白山市美川永代町ヲ160
  【電話】076-278-2255

• 

  特選海鮮丼「近江町海鮮丼家 ひら井」

  【住所】石川県金沢市青草町８８（近江町市場館２階）
  【電話】076-234-0448