#11 日本一のあさり ~愛知・三河湾 奇跡の海に学ぶ~

2013年7月7日(日)(テレビ朝日 放送) メ~テレ制作  協力 文部科学省

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「うまい!あんたも食べりん。」粒よりの身は厚くプリプリ、濃厚な味わいがたまらない
三河湾のあさり。遠浅で波穏やかな三河湾のある愛知県はあさりの日本一の産地。漁獲量は6割以上にも及びます。春先から夏にかけては身が肥えて、さらにうまみが増します。

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愛知のあさりのなかにも、特別なあさりがありました。それが梶島あさりです。
鈴木修さんはあさり漁を続けて25年。長柄腰まんが漁という三河湾独自の漁法で、梶島あさりをとります。普通のあさりに比べて値段は高いのですが、それでもお客さんは買っていくといいます。梶島あさりにぴったりの料理を作ってもらいました。

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愛知県半田市亀崎地区では一年に一度、祭りの日にしか食べない名物料理があります。
串あさりです。これはあさりを剥き、身を串に指して天日干ししたもの。亀崎の人々に愛されてきましたが、近年は後継者不足などで消えつつました。間瀬さん家族は、串あさりづくりを受け継いでいます。奥さんは「腕はまだまだ」といっていますが、つくる串あさり料理は絶品です。

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豊富な漁獲量を誇るあいちのあさりを影で支えている場所があります。愛知県豊橋市の六条潟です。ここは「奇跡の干潟」と呼ばれています。それは一体なぜでしょうか。
あさりの宝庫で、「奇跡の海」である三河湾を見つめます。

編集後記

ディレクター:佐藤 大介(名古屋テレビ映像)

大人になって思い出すふるさとの味。私にとってそれが串あさりです。
私は串あさりの取材地・愛知県半田市で育ちました。両親は東北地方の出身で、串あさりをつくったことはありません。しかし祭りが近づいてくると、近所で串あさりが干されている風景をよく見かけました。そして祭りの日が来ると私は友達の家で串あさりを食べさせてもらいました。
あれから30年、取材の際に久しぶりに串あさりの天ぷらを頂きました。
そのおいしさに取材に来ていたスタッフも感心していましたが、半田市出身の私はなにより「懐かしい、これこれ!」と子どもの頃に食べたときのことを思い出しました。
そして、昔自分が暮らしていた頃の町の風景や人々の姿も、頭の中によみがえってきました。
食の力強さ、奥深さを改めて感じる取材でした。

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