#15 薩摩の鰹節ここにあり!~鰹節生産量日本一のご当地グルメに学ぶ~

2013年8月4日(日)(テレビ朝日 放送) 南日本放送制作  協力 文部科学省

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鹿児島県の商店街自慢のグルメNO1を決定する「SHOW-1グルメグランプリ」で2年連続チャンピオンの座に輝いた「枕崎鰹船人めし」。鰹節生産量日本一を誇る、鹿児島県枕崎市で生まれたご当地グルメだ。

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ヒントにしたのは、漁師が船上で釣った魚をさばき、豪快に盛り付ける”漁師メシ”。
ご当地を盛り上げようと開発された一杯の丼には、茶飯に船上で活き〆した一本釣りの鰹(枕崎ぶえん鰹)、鰹梅干、鰹味噌、鰹せんべいなどが盛り付けられる。そこに加えるのが・・・、こだわりぬいた「鰹出汁」。お茶漬け風にいただく、「枕崎鰹船人めし」は、「鰹節」をふんだんに味わってもらいたいと集まった”チーム船人”のメンバーが、2年間かけ完成させたものだ。

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今、このご当地グルメが町に活気を与えている。
出汁の授業に、お出汁列車・・・。一杯の丼から派生した様々な取り組みが大人気なのだ。
「枕崎鰹船人めし」には夢がある!と語るメンバー達。このグルメの底力はどこにあるのか!? 日本古来の伝統食材「鰹節」の製造現場や出汁の美味しさの秘密に迫る。

編集後記

ディレクター:入田 智子

ご当地グルメ合戦が繰り広げられている鹿児島県。商店街グルメNO1を決めるイベントの会場で「枕崎鰹船人めしSP」を食べた私は、その美味しさに衝撃を受けました。
丼と一緒に入っていたメモには、 ①まず「出汁」を味わってください ②次に「丼」を味わってください ③最後に、お茶漬け風に「出汁」をかけて食べてくださいと書かれてありました。
まるで「ひつまぶし」のような流儀!その通りに実践してみると、鰹ってこんなに美味しかった!?と思うほどです。ここまで到達するのに2年。このご当地グルメには、鰹節からとれる出汁の旨さをふんだんに味わってほしいと願うチーム船人の熱い思いと夢が込められていたということに益々興味がそそられました。
一杯の丼から紐解いていく、鰹節の町の歴史や製造現場の様子。取材中、子供の頃よくお手伝いしていた鰹節削りと父がよく食べていた茶節の光景がよみがえってきました。
浮き彫りになる「変わる私達の食卓」と「変わらない鰹節生産現場」。知れば知るほど、日本人として鰹節から取れる「出汁」の美味しさをキチンを身につけておかなければならないのではないか・・・と強く思うようになってきたのです。
番組では、沢山のお料理はでてきません。しかし、鰹節の生産地で誕生したご当地グルメ「枕崎鰹船人めしSP」で何かが動こうとしている!そんな、鰹節のもつ食材の奥深さを是非感じていただきたいと思います。

番組情報

■枕崎水産加工業協同組合
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■㈱金七商店
ホームページ

■日本料理とくを
ホームページ

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