魚を骨ごとすり潰す!その特徴は、”広がる磯の香り”と”ジャリジャリとした歯応え”・・・全国の練り物ファンを唸らせる愛媛名物「じゃこ天」。今回の舞台は、愛媛県宇和島市。「じゃこ天」の歌を歌い、「じゃこ天」の歌で踊り、こよなく「じゃこ天」を愛する、愛媛随一の”じゃこ天タウン”です。
そんな宇和島市にある小さな海の町<吉田町奥浦地区>に、北は北海道から南は沖縄まで、全国からの注文が絶えない「じゃこ天屋さん」があります。平均年齢70歳の母ちゃんたちが営む、その名も「はるちゃん天ぷら」です。母ちゃんたちの「じゃこ天」作りは、早朝2時から夜7時までノンストップ。数え切れない数の小魚の頭と内臓を手作業で取り除き、猛暑と闘いがら氷運びの重労働をこなします。そこには、”どんな小さな魚でも決して粗末にしない”という海の町に生きた先人たちの知恵が詰まっています。
”じゃこ天を食べることが好き!じゃこ天を作ることはもっと好き!”心はいつも「じゃこ天ラブ」!今回の「日本!食紀行」は、生涯現役!平均年齢70歳の母ちゃんたちが作る「じゃこ天」に、食の尊さを学びます。
編集後記
ディレクター:宮岡 幸治(南海放送)
創業百年を越える老舗“練り物製造業者”が軒を連ねる愛媛県宇和島市。数ある「じゃこ天屋さん」の中から、今回「はるちゃん天ぷら」を取材したきっかけは、「小さな岬の先端に“平均年齢70歳”にして、ネット販売全国第1位の売上を誇る“じゃこ天母ちゃんたち”がいる」とい%E