#63 キュウリ愛で美味百倍

2014年9月21日(日)(テレビ朝日 放送) 福島テレビ制作  協力 文部科学省

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全国有数のキュウリの産地として知られる福島県須賀川市。大人から子どもまでキュウリが大好き。キュウリをお供えして、お守り代わりにキュウリを頂くと家内安全・無病息災のご利益があるとされる「きうり天王祭」なる祭りもある夏のキュウリ栽培。5月に苗植えして、7月には収穫のピークを迎える。およそ90%が水分と言われるキュウリは水が命ということで、栽培農家では、おいしいと評判の清水を使うなど、水にもこだわりを見せる。shokukikou63-3.jpg

収穫したキュウリを選果するのは、全国でも珍しいキュウリ専門の選果場「きゅうりん館」。1日で最大80トンものキュウリを選果するという。
直売所「はたけんぼ」では、食育ソムリエが美味しいキュウリの食べ方を教えてくれる。

shokukikou63-1.jpg水を一切使わず、キュウリと小麦粉で作った「かっぱ麺」は、須賀川市が全国に売り出しているご当地グルメで、人気を集めている。
普段の食卓に何気なく並んでいるキュウリ。しかし、時にはスイーツ、時には天ぷら・・・キュウリはいろんな食べ方が出来るのだ。「日本一のキュウリ愛」を自負する須賀川の人たちに、知られざるキュウリの魅力を学ぶ。

編集後記

ディレクター: 星 浩文(福島テレビ)

キュウリのお祭り、キュウリ専門の選果場、キュウリで作ったご当地グルメ「かっぱ麺」…福島県須賀川市の「キュウリ愛」を掘り下げたい!との一心で、この企画を立てた。そんな自分が言うのもなんだが、正直最初は、「キュウリだけで29分も持つのか?!」という思いもあった。が、情報をリサーチ、取材を進めるにつれて、キュウリはとても奥が深く、むしろ「29分では足りない」と思わせる野菜だった。
須賀川の美味しいキュウリの源は、農家の方たちの愛情。汗が噴き出る炎天下、「きゅうりは暑いのが好きだから良く育ってるね~」と、楽しそうに作業をするみなさん。わが子を育てるかのようにキュウリを大切に栽培していたのが印象的だった。
再認識したのは、キュウリはさまざまなパターンの料理に使える、万能の野菜ということ。考えてみれば、我々の生活にキュウリは欠かせない。生野菜サラダには必ず入っている。漬物といえばキュウリである。居酒屋に行けばもろきゅうが食べたくなる。
たかがキュウリ、されどキュウリ。普段特段意識するわけではない。けれども無いと何か物足りない。とても身近な存在。キュウリって、我々にとって、家族のような存在のなのかもしれない。キュウリの恩恵をこんなにたくさん受けているのに、特別に感謝するわけでもなく…もしかして私たち、キュウリを過小評価してないか?
この番組を通して、キュウリが正当な評価を受けることを願ってやまない。少なくとも私は、キュウリを見直した。

番組情報

◇キュウリを使ったおいしいレシピについて
◆はたけんぼ◆ 
【住所】須賀川市卸町54
【電話】0248-73-5261

◇かっぱ麺が食べられるお店
◆つれづれ庵◆ 
【HP】http://turedurean.jp/
◆ニュー芭蕉苑◆ 
【住所】須賀川市堀底町54-2
【電話】0248-75-1766

◇きゅうりの天ぷらが食べられるお店
◆八亭庵◆ 
【住所】須賀川市西川前田6
【電話】0248-75-4008

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