其の39 少年町長のマニフェスト~まちを変える!主役は高校生~

2009年1月31日(土)(テレビ朝日OA) 山形放送制作

子供たちの意見を真っ向から取り上げ、それを実現させている町があります。山形県遊佐町の「少年議会」です。少年議会では中学生、高校生が町に対し政策提言を行い、町は若いアイデアを活用して数々の政策を現実のものとしてきました。「こども議会」を行う自治体は多くありますが、ほかと決定的に違うところは選挙を実際に行い、自分たちの政策を実現するための独自の予算を持っていることです。町のイメージキャラクターづくりをはじめ、中学生や高校生の意見をまとめて選んだ町民花「シバザクラ」の植栽などを実現してきました。町民からも一目置かれるようになった6年目の今年、少年議会では町に対する提言や要望とともに若者たちの意識も改革していこうと「子ども憲章」作りに乗り出しました。「地味に、美しく、遊佐らしさ」をキーワードに、遊佐町のためにチャレンジする少年議員たちの姿を追います。


少年を経験していない大人はいません。夢を抱いたときがあり、小さなつまずきに思い悩んだ日があったはずです。
◆自立へと受け継ぐ遺産◆
だれであっても自分が成し遂げたなにかが今につながっているとすれば、これほど誇らしいことはないでしょう。山形県遊佐町の少年議員たちは、小さなことですがひとつ成し遂げられたようです。
◆次代の主役は いまも主役◆
やがて巣立つ彼らにとって、この見えない財産はこれから町で育ってゆく小さな子どもたちの自立をもたらす副産物となるのです。
◆学生目線での町づくり◆
世間を知らない子どもなどと馬鹿にせず同じ時代を一緒に暮らす人間として耳を傾けてあげたい。
◆夢…小さくとも若者が引っ張る熱い町◆
世の中には少年たちの目にしか映らないものもたくさんあるんです。

◇ナビゲーター:金本 美紀(山形放送アナウンサー)◇


◇ディレクター:山形放送 横澤信◇
当選証書を受け取った少年町長・議員の活動がいよいよ始まるぞというときに突然、主人公として考えていた少年町長が夏休み中は勉学のため東京に行ってしまったと聞き、正直、途方に暮れてしまいました。夏休み中は大人たちの町政に対しての自分たちの率直な意見・要望を提言としてまとめたり、今後の少年議会としての政策方針を決める大事な時期。リーダー不在のままで政策はまとまっていくのかと不安になりました。会議中はとりとめのない少年議員たちの会話が続いているなと思いながらも、耳を傾けると「自分たちの町を誇りに思い、好きだからこそ良くしたい」という熱意を秘めているのが伝わってきました。生まれ育った町に対して今の自分にはないものを持っている彼らが羨ましく、思いがあれば何でも出来ると信じて進む背中を後押ししたくなるような少年議員たちと出会えたことは本当に良かったと思います。

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