#21 水の森 白神の恵み

2011年9月25日(日)(テレビ朝日放送) 青森放送制作                             協力 文部科学省

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世界最大級のブナ原生林が広がる世界自然遺産・白神山地。およそ8千年前から続く自然の営みが手付かずのまま残されています。白神の森は天然のダムと呼ばれるほど保水力に優れています。雪解け水や雨水を蓄え、多くの動植物の命を育んできました。だから山菜やきのこなど、森の恵みは四季を通じて豊富です。里に暮らす人たちは森を敬い、恵みを美味しく頂く工夫をすることで、感謝を表してきました。

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フキの佃煮作りもそのひとつ。労力と手間を掛け、それは作られています。
白神が育む命の輪は森だけに留まりません。水を通して、川や海へと広がっています。
白神山地を源流に持つ赤石川では、全国的にも珍しい金色に輝く鮎が生息しています。釣り人を魅了し、食通も唸らせる金鮎も白神の恵みのひとつ。そして日本海に注がれた白神の水は豊かな漁場を作り、多くの海の恵みも与えてくれるのです。
白神山地がもたらす豊かな恵みを、山と川と海を通して学びます。

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◇ディレクター:本宮 修司(青森放送)◇
世界自然遺産 白神山地の豊かさのひとつは、ブナ原生林が蓄える水にあります。その水が多くの命を育み、私たち人間はその命を”恵み”として頂いてきました。
「白神の森に生かされている」この言葉は番組中にマタギの工藤さんが口した言葉です。
人間は森に対して常に受け身であり、感謝を忘れてはいけない。そんな想いを感じます。
今回の番組で紹介した極上フキや金鮎、海の幸は白神の恵みそのものです。
地元に暮らす人たちはその食材の魅力を自慢気に話してくれました。そして最後には誰もが白神への感謝の言葉になっているのも驚きでした。
人が森に生かされていることを実感し、その偉大さ、大切さに、改めて気付かされた取材となりました。

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◆命あるものは粗末にできない◆

◆命が一体となったブナの森に人間は生かされている◆

◆白神から多くの人が恩恵を受けている◆

◆番組でご紹介した情報◆

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■鶴田漁業(漁師の朝飯定食)
【住所】青森県西津軽郡深浦町大字沢辺字沢辺18-1
【電話・FAX】0173-77-2673

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