#26 美濃の山あいから世界へ ~起死回生のシャワーヘッド~

2015年10月18日(日)(テレビ朝日放送) 名古屋テレビ放送(メ~テレ)制作  協力 文部科学省/独立行政法人 中小企業基盤整備機構

chikara26-2.jpg岐阜県山県市の山あいにある「田中金属製作所」は、水道の金属部品を加工する町工場です。

5年前取引先の廃業などで会社存亡の危機を迎えたものの、起死回生の製品としてシャワーヘッドを開発。節水能力と超微粒な泡で肌を洗浄するという日本の高い技術を駆使した製品は徐々に人気に火がつきヒット商品に。

chikara26-3.jpg田中和広社長は全国各地へプロモーション活動を展開し、やがて巨大な市場を求めて中国上海へ。果たして世界で通用するのでしょうか!?

編集後記

ディレクター:堀 雅司(ライフワークス)

以前に5分ほどのニュース企画でこのシャワーヘッドを取材させていただいたことがきっかけとなり、今回この番組で再びさらに深く取材させていただくこととなりました。最初に名古屋から車を駆って田中金属製作所さんに打ち合わせにお邪魔した時は、「道を間違えてとんでもない山奥に入ってきてしまった」とカーナビの性能を道中何度も疑問視しましたが、本当にとんでもない山奥に工場がありました。心底驚きました。そこで出会ったのが超プラス志向社長の田中さんでした。

いつもどんなことにも積極的な田中さんは、取材に対して実に協力的で、「会社でこんなことをやるけど…」「今度○○へ行くけど…」といつも新しい情報を頂けましたので、勢い中国上海まで取材させていただき、ネタ的は全く苦労せずに済みました。またどんな忙しい時にも笑顔で明るく応対してくださいましたので、楽しく取材できました。前向きな田中さんがいたからこそだと思いました。

ただ家族の取材ということで岐阜のご自宅にお邪魔した時は、ちょっと驚きました。
大げさにならないように取材してほしいとの田中さんのご要望で、たった一人でカメラを持参しご自宅にお邪魔しました。田中さんに案内されカメラを回しながら居間へ入っていくと、ご両親と娘さん達が、何とも気まずい雰囲気。しんと水を打ったような静けさ。どう考えても私が歓迎されざる客人となってしまった感がありありなのでした。超多忙な田中さんは、家族に取材の意図も何も告げずにいたらしく、根耳の水であった御両親は、明らかに不機嫌な様子でした。

「息子さんに対してどんな思いですか?」とカメラ越しにお父様に伺うと、
「特に言うことはない。どうにでもなれと言う気持ち…」とのお答え。
私の方を見てくれようともしません。これは、どうにも取材にならないと思い、カメラを置いてしばらく雑談することにしました。
同じ岐阜県の山の中で材木屋を営んでいた自分の父の思い出、3年前亡くなってしまったが、生きている間はお互い何も話らしい話をしなかったことなど、話しかけてみました。
よくお父様を見ると、背恰好と言い亡くなった自分の父に似ていることに気づきました。そうこうしているうちにお父様が自然と自分の昔話を話し始めました。「自分も昔は大変な時期があって、仕事が無くなって死んでしまおうかと思った時期もあった」というようなお話しでした。それから堰を切ったようにお話しが続きました。ちゃんとカメラの前でお話ししてくださったのです。ありがたいと思いました。
そんな取材があって数週間後、ご自宅でたまたま取材中に再会しました。満面の笑みで出迎えてくださいました。とっても気さくで温かいお父様でした。ありがとうございました。

今回の取材を通じてとても多くの出会いと御縁をいただきました。特に上海のコーディネートをしてくださったシェ・シバタの柴田武さん、本当に感謝しております。皆様ありがとうございました。

番組情報

◆田中金属製作所
節水機能とマイクロナノバブル機能を備えたシャワーヘッドの開発・販売
【H P】http://www.tanakakinzoku.com/

◆シェ・シバタ
カリスマ・パティシエ柴田武オーナーの高級ケーキ店。名古屋のほか、上海、香港にも出店
【H P】http://chez-shibata.com/

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