#36 屋久島発 ! 輝け高校生 !! ~生きる力を育む授業~

2015年12月27日(日)(テレビ朝日放送) 南日本放送制作 協力 文部科学省/独立行政法人 中小企業基盤整備機構

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世界自然遺産「屋久島」に、毎週のように高校生が訪れます。彼らは、2005年に開校した通信制高校「屋久島おおぞら高校」の生徒たち。
普段は自宅学習や全国各地にあるサポート校で学び、年に1回、およそ1週間の「スクーリング(特別授業)」を受けるため、島にやって来ます。

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以前の高校を中途退学・・・不登校、引きこもりなどの葛藤を抱える生徒も少なくありません。再び高校卒業の資格を目指す中、学科の勉強だけでない「学び」の場となるのが、屋久島でのスクーリング。日常生活と全く離れた環境で過ごし、島の大自然と新たな人間関係を体験していきます。

chikara36-1.jpgそれぞれに人との関係に苦手意識を持つ生徒たち。屋久島へ積極的にやって来るわけではありません。数日間のクラスを担任する江上舞先生は、そんな生徒たちと常に「自然体」で向き合います。目標は設けず、「屋久島で感じたこと」が全て・・・大自然を巡り、地元の人と一緒に農作業を体験、クラスでは、苦手でも人と話し、自分の思いを伝える。とことん夢中になれる時間を過ごすことを大事にしています。

屋久島で目指す「今を感じる」授業、スクーリングでの生徒たちの姿を追いました。

編集後記

ディレクター:布袋 貴代江(南日本放送)

屋久島の南にある通信制高校。ほとんどが県外に住む生徒が通うのは、年に1回、およそ1週間のスクーリング(特別授業)。到着した時の顔には、「屋久島まで来ないといけないの?」という疑問やとまどいが浮かんでいます。物が溢れ、情報が溢れる日常とはかけ離れた島での生活。スクーリングのほとんどは、自然と交わり、人と交わる時間・・・「何もないのが屋久島の良さです」とは、担任の先生の言葉です。
わずか1週間での体験は、日常に帰ると忘れてしまうことかもしれません。
それでも島を離れる時の顔は、来た時とは違う表情だと・・・実感しました。

番組情報

◆屋久島おおぞら高校
【H P】www.ohzora.ac.jp/

◆屋久島センバスビレッジ
【H P】www.senvus.com

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