日本三大清流のひとつ・長良川で知られる岐阜。自然豊かなこの地域では米や野菜、果物の栽培が盛んです。JAぎふに仕事とスポーツを両立し、奮闘する人たちがいます。バレーボールVリーグ2部の「JAぎふリオレーナ」のみなさんです。

選手、そして監督も、昼はオフィスで働き、夜はバレーボールの練習と日々を送っています。
キャプテンの佐々原和さんは、金融部門で投資信託の受付やその書類のチェックなどを担当。セッターの本間真樹子さんは農産物のネット販売を担当。生産者の人たちの所へも顔を出します。リオレーナは2018年、リーグ戦を準優勝。「次こそは…」を合言葉に2019年は優勝とV1昇格を目指しています。

リオレーナのチカラになっているのが「地域」です。地元で行うファン感謝デー、岐阜県内の中学生に向けたバレー教室、地元の農畜産物を使った”勝つためのパワーあふれる食事”…そこにはあふれる愛情が込められています。
「V1昇格へ!」キャプテンの佐々原さん、セッターの本間さんは必死に頑張りますが、厳しい現実が迫ってきます。
11月、いよいよV2リーグがスタート。「仕事」と「バレー」の両立、二刀流で夢を追いかけるリオレーナの素顔に迫ります。
編集後記
プロデューサー:佐藤大介(名古屋テレビ映像)
実業団バレーボールチームといえば、まずは「試合第一、仕事は第二」と思われがちですが、それが勘違いであることを、リオレーナのみなさんの姿を見て感じました。「仕事」と「スポーツ」の両立は決して簡単なことではありません。朝から夕方まで職場で働き、夜は練習、土日は試合。でもみなさんはずっと続けています。真剣なまなざし、光る汗。
こうして表舞台で輝く選手の裏には、縁の下の力持ちとなって支える家族や職場、地域のみなさんがいました。バレーボール選手が農家の人たちと明るく仕事をしている風景には正直驚きました。日常を追うことで、これまで知らなかった選手の苦労や努力を肌で感じました。何事も真剣に取り組むこと、助け合うこと。たくさんのヒントが込められた番組になったと思います。