
テーマは「なぜ人は情熱を持って働くのか?」…
仕事に誇りを持つ熱き農家たちの物語です。
「クールな方が好まれる時代かも分からんですけど”熱く生きようや”いうことなんですよね」今回の取材でこの暑苦しい言葉を何度も耳にしました。「広島県安芸高田市をチンゲンサイの産地にしたい」と語る、専業農家の岡田耕治(50)さん。
この地を1億円産地にしようと新規就農者の受け入れやマツダスタジアムでのPR活動など仲間と奮闘する4か月間を追いました。

そもそもチンゲンサイは広島ではあまりなじみのない野菜。どんな人が育てているのだろうか?地味な風貌を予想していましたが、岡田さんはやんちゃそうで明るい(怖そう)!何事もとことんやりこむ性格のようで特に感じたのが、チンゲンサイへの情熱。地域の農家リーダーを務めるだけでなく、スマホの写真は自ら考案したチンゲンサイ料理ばかり。さらにキーホルダーもチンゲンサイ!

一方で「最初は仕事に対して情熱は持てなくて当たり前」と若手JA職員にエールを送る!情熱は灼熱のハウスの中で汗を流し研鑽を重ねたからこそ芽生えたもの。今では仕事が生きがいとなり、幸せをもたらしてくれていると言います。岡田さんのこの情熱は仕事のパートナーでもある妻や世代を超えた若手農家に伝播しています。
そして11月のJAまつりではとっておきのチンゲンサイメニューも登場、大団円を迎えます。ラストの農業への情熱を綴った唄は、寒い季節にピッタリのとてつもなく熱い名曲です!