#267 職業 サラリーマン漁師 ~初心者OK!ボーナスあり!~

2021年07月24日(土)(テレビ朝日 放送) 高知放送制作 協力/文部科学省 総務省 中小機構 JAグループ

職場までの通勤は船で10分!仕事は定時で給料は固定給!一般的な漁師のイメージとはちょっと違う、海の男たち!彼らの呼び名はサラリーマン漁師!

高知県東部、室戸市で定置網漁を行っている椎名大敷組合が漁師不足を解消するため、打ち出したネーミング、それが『サラリーマン漁師』。勤務時間が決まっていて、固定給。ボーナスもあるという働き方。このネーミングを武器に県外からの移住者を募っています。

 去年春、サラリーマン漁師に県外から移住して来た4人の若者が加わりました。その中のひとり、佐藤健太さん(24)は兵庫県出身。大学卒業後、別の仕事をしていましたが、漁師になる夢を叶えるため室戸市にやってきました。新たな環境で漁師という仕事を続けていくことは容易なことではなく、仕事面とともに生活の基盤をどう整えていくのかが大きな課題となります。

 現在「漁師不足」は全国的な問題となっています。漁師の数は30年前と比べると40%以下にまで減少。漁業が盛んな高知県でも状況は同じで、漁師の高齢化・後継者不足が深刻な問題になっています。さらに、新型コロナウイルスの影響で魚の単価が急激に落ち込み、漁業をとりまく状況は厳しさを増しています。

サラリーマン漁師という働き方で移住者を呼び込んできた椎名大敷組合。現在33人が働くなか、8人が移住者です。地元に活気を取り戻すため、日々漁を続けるサラリーマン漁師の1年に密着しました。

編集後記

ディレクター:篠原 新(高知放送)

「おもしろいぜ!サラリーマン漁師」。このキャッチコピーを見た瞬間に興味を引かれ、取材することを決めました。漁師不足が深刻化する中で、田舎の地場産業を継続していくために考え出された秀逸のキャッチコピーだと思います。仕事は定時で給料は固定給の漁師の仕事とはどんなものかと取材を始めて、私自身が勝手な漁師のイメージを持っていたことに気づかされました。

室戸市の椎名大敷組合で行っている定置網漁はチームで漁をする昔ながらの漁法。就業時間が決まっていて、水揚げのほとんどを東京に出荷しているため安定した収入が望める仕事でした。確かに「サラリーマン」という言葉がしっくりきます。

サラリーマン漁師33人の内、8人が県外からの移住者です。その土地になじみがない人に仕事内容をいかに理解してもらうか、県外に働き手を求めるという戦略においてキャッチコピーの必要性が大事だと痛感した取材でした。地元を元気にするために移住者のチカラを借りて、みんなで盛り上げていく。過疎化が進む地域にとっての新たな可能性を伝えることができたらと考えています。

番組情報

椎名大敷組合
【住所】高知県室戸市室戸岬町1525-1
【電話】0887-23-0750

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