#365 美容師からコメ農家へ!~島根発!転職組の熱き日々~

2023年11月18日(土) 05:20~05:50 (テレビ朝日 放送) 日本海テレビ制作 協力/文部科学省 総務省 中小機構 JAグループ

島根県松江市にある農業法人「ライスフィールド」(2002年設立)。平均年齢34歳、若い社員を雇用し、急速な農地拡大を実現している今注目の会社です。地方が抱える悩みのひとつが人手不足。そんな中、ライスフィールドはほぼ毎年新入社員が入社。安定した給与、手厚い福利厚生で人を呼び込み、会社設立時からの離職者はゼロ。従業員16人のうち、13人が他業種からの転職組。その業種は調理師や印刷会社、土木会社など様々です。地域農業の維持に貢献する姿が評価され、今年1月、JAが主催する日本農業賞の個人経営の部で大賞にも選ばれました。

そんな会社に去年10月に入社したのが、松浦尚史(ひさし)さん(41)。元々、市内で美容院を経営していた元美容師です。新たなチャレンジで飛び込んだ稲作ですが、待っていたのは…ケガすることも多い体力勝負の厳しい現実。それを支えるのは、妻と子どもたち。妻の亜希子さんは「部屋を片づける・頼もしい・そして男前になった」といいます。

そんな素人同然の社員をイチから育成しているのが、社長の吉岡雅裕さん。農機具の販売員でしたが、家族に内緒で仕事を辞め、米作りをスタート。会社のポリシーは、挨拶・返事・後始末といった社会人の基本を徹底させること。そのかいもあって、わずか20年で日本を代表する会社に発展させました。その躍進をJAしまね くにびき地区本部の、栂(とが)晶博さんも支えています。技術や経営の指導など様々な農業支援、さらにプライベートでも。田植えから稲刈りまで、初めて稲作を行う松浦さんの姿を通して、地域農業の抱える問題や農業の楽しさに迫ります。

編集後記

ディレクター:濵吉 寛匡(日本海テレビ)

農業って本当に大変な仕事だと思います。体力もいるし、天候の影響も。自分にはとても無理だと感じてしまいます。主人公の松浦さんも骨折したり、腱鞘炎になったり、体もボロボロで正直、大丈夫かと心配していました。でも入社した農業法人「ライスフィールド」の取材を進めてみると、その心配も杞憂に終わりました。創業から20年以上、離職者ゼロ。これはなかなか驚きの実績です。社長の吉岡さんは豪快ですが、スタッフ一人一人に対してとても面倒見がよく、社員も仕事にストイックですが、とにかくみんな楽しそう。農業はもちろん、会社自体がとても魅力的なんだと感じました。この会社を通して、生き方のヒントを得られるかもしれません。皆さんも様々な魅力を感じてもらえればと思います。

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