#491 乗り合わせの人生 ~高齢者を支える希望の街~

2026年10月31日(土) 05:20~05:50 (テレビ朝日 放送) RKB毎日放送制作 協力/文部科学省 総務省 中小機構 JAグループ

福岡県北九州市八幡東区。山の斜面に住宅が連なり、坂や階段の多いこの街で、住民の暮らしを支えているのが「乗合ジャンボタクシー」です。買い物や通院、駅への移動など、地域にとって欠かせない“生活の足”。高齢化が進む中、「これがないと出かけられない」と話す利用者も少なくありません。

ハンドルを握るのは76歳の福山公博さん。およそ20年にわたり街を走り続けてきました。利用者との何気ない会話や、降り際にかけられる「ありがとう」の言葉が大きな励みです。車内では、同じ時間に乗り合わせるうちに顔見知りになった“バス友”も生まれ、乗合ジャンボタクシーは、人を運ぶだけでなく、人と人をつなぐ場所にもなっています。

一方、発着所となる枝光本町商店街では、かつて130軒ほどあった店が、今ではおよそ20軒に。そんな街で、人と街をつなごうと活動するのが吉田夏帆さんです。情報誌やSNSで地域の魅力を発信し、祭りや劇場でのワークショップにも足を運びます。老舗のそば店に残る70年前の写真、和菓子店で交わされる世間話、地域の人たちが集う劇場。そこには、人口や店が減っても失われていない、人のぬくもりがありました。

「人口が減っても、人のつながりは減らない街にしたい」

誰かを気にかけ、誰かを見守り、そして誰かを乗せて走る。乗合ジャンボタクシーと地域の人々が寄り添いあって生きる街の日常を見つめます。

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