#39 これがちゃんぽんだ!本物にこだわる料理人に学ぶ

2014年2月16日(日)(テレビ朝日 放送) 長崎放送制作  協力 文部科学省

shokukikou39-4.jpg長崎人のソウルフード、ちゃんぽん。長崎では、中華街や中華料理屋さんのみならず、町の食堂のメニューにも必ずちゃんぽんがあります。そして誰でも1軒はお気に入りのちゃんぽん屋さんがあるものです。それくらい長崎の人たちには普段の暮らしの中になじんでいます。

ちゃんぽん麺には、長崎だけで作られている『唐あく』と呼ばれるものが練りこまれ、独特の風合いを出しています。『唐あく』は今では科学的に作られていますがそもそもは中国奥地の湖で取れていたアルカリ塩水が原料でした。ラーメンの風味づけに使われる『かん水』と主原料はほぼ同じながら配合が違います。今、長崎で『唐あく』を作っているのは3軒だけ。唐あくが入ると「これぞちゃんぽん麺」という香り高い麺になります。

そして、食べる時、一口目に飲むスープはいわばちゃんぽんの顔。それぞれの店が考え抜いて毎日手作りしています。

shokukikou39-3.jpg豚の頭からとる豚骨スープや、鶏がらのみで作るスープ、はたまた豚骨と白湯スープのブレンドなどなど。最低でも3時間煮込んでスープ作りを行います。

そのちゃんぽん、よく食べてはいるけれど、長崎の人でも意外に知らない美味しさの秘密や歴史、変わりちゃんぽんなど、これぞちゃんぽん!を描きます。

編集後記

ディレクター:斉藤 礼子(長崎放送)

長崎の名物といえば、ちゃんぽん。これほど全国に知れ渡った名物で、しかも地元の人の日常食というものは、なかなかないのでは!という思いから取材をスタートしました。ちゃんぽんのおいしさのベースはスープと麺です。
老舗の中華料理店も街の小さな食堂も、独自の考えで鶏ガラや豚骨を配合し、毎朝スープを作っています。また、ちゃんぽんの中に入っているちゃんぽん麺も独特です。長崎でしか作られていない「唐あく」を小麦に加えることで独自の風味を醸し出し、shokukikou_toiawase39-2.jpg
それがちゃんぽんの味の決め手になります。日頃ちゃんぽんを食べていた私にとっても知らなかったことばかり。取材を終え、プロの料理人のちゃんぽんを作る様子を見、いろんなコツがわかった今、我が家のちゃんぽんの味もぐっと上がったとひそかに自負しています(笑)。

番組情報

◇四海楼
【電 話】095-822-1296
◇福壽
【電 話】095-821-3032
◇製麺所「瑞泰號」
【電 話】095-822-3649
◇王鶴
【電 話】095-822-2668
◇じゅん
【電 話】095-821-6439
◇食堂(瀬渡し)いぶ
【電 話】095-841-1282
◇割烹『龍』
【電 話】0957-74-4861

◆以下は変わりちゃんぽん◆

◇老季(麻辣ちゃんぽん、焼きちゃんぽん)
【電 話】095-828-0900
◇万徳(坦坦ちゃんぽん)
【電 話】095-826-2600
◇江戸びし(カレーちゃんぽん)
【電 話】095-826-2903
◇狩野ジャパン(スープちゃんぽん)
【電 話】0957-52-8090
◇白雪食品(ちゃぽりたん)
【電 話】0957-20-4100

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