#16 石垣島のおいしい自然

2011年8月21日(日)(テレビ朝日放送) 琉球放送制作                              協力 文部科学省

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全国的なラー油ブームのきっかけとなった「石垣島ラー油」。作ったのは、石垣島に移住して12年の辺銀(ペンギン)暁峰さん愛理さん夫婦。家庭で楽しむために作ったラー油でしたが、地元のお年寄りと親しくなるにつれ、自然に恵まれた石垣島の様々な食材を教わりました。知れば知るほど島の食材が持つ滋味、地元の人々の知恵や優しさに魅了されていきます。たとえば料理の下処理に手間がかかると敬遠されるようになった石垣島の野草。苦味もあるけれど上手く調理すれば美味しく、また栄養価の高いすごい食材であることを教わります。またエメラルドグリーンの海には豊富な新鮮な魚介だけでなく、有名な海藻「もずく」以外にも海藻があることを教わります。

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そんな石垣島の恩恵を自然に生活に取り入れ、元気に明るく生きるお年寄りに感動した辺銀夫婦。ふたりはそんな親しくなったお年寄りの彼らに長寿の”あやかり”として島の食材を託し、「石垣島ラー油」に思いを込めています。

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◇ディレクター:大嶺 明子(琉球放送)◇
誰もが予想しなかった空前のラー油ブームも一段落し、改めて「石ラー」こと「石垣島ラー油」の辺銀ご夫婦を軸に石垣島を取材しました。
幼いころから”食”の雑誌編集者の父親とおいしいもの巡りをしていた辺銀愛理さん。
少年時代、中国で大家族の厨房を担当してきた暁峰さん。
そんなふたりが本気で向かい合った石垣島の食、人々…。
それはふたりの想像を超えて広がり、石垣島の自然の深さを地元沖縄の私たちにも伝えてくれました。「あぁ、石垣島にはそんな食べ物もあったね~」ではなく、もう一歩踏み込んで知る食への探求心。ピパーチしかり、自生の野草しかり。
知ることでその土地の食文化は継承されていく…あたりまえのことを紡いでいくことの大切さを学びました。

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放送には入れなかったふたりの「辺銀ぺんぎん」という名前。
日本に彼らしか存在しないらしく、暁峰さんが日本へ帰化するときに取得したそうです。
理由はペンギンが好きだから。そんな理由も、ふたりが南極までペンギンに会いにいったことを知ると妙に納得した取材エピソードです。

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◆本物へのこだわりは手間を惜しまない◆

◆”レッドフード”を発掘、受け継いでいく◆

 

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■スーナのアセロラサラダ■
【材料】
スーナ アセロラ(酸味のあるフルーツなら代用可能) 昆布だし はちみつ
塩 こしょう ※すべて適量

【作り方】
① スーナは流水で洗い、1分間ゆでる
② アセロラは種を取り出しておく
③ アセロラに昆布だし、塩こしょうを加える
④ さらにハチミツもプラス
⑤ ミキサーで混ぜ、ドレッシングの完成
⑥ あら熱がとれたスーナにドレッシングを加える

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■白保の郷土料理 マガリス■
【材料】
長命草 ピーナッツバター にんにく 赤みそ 白みそ はちみつ

【作り方】
① 長命草を熱湯で10分ほどゆでる
② 水気をきり、千切りにする
③ ピーナッツバター・おろしにんにく 赤みそ 白みそを混ぜる
④ ③にはちみつを加えて味をみる
⑤ ④にあら熱がとれた長命草を加えて和える

◆番組でご紹介した情報◆

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■ペンギン食堂ラー油工房(石垣島ラー油の問い合わせ先)
【電話】0980-88-7030

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■糸数商店
【電話】0980-89-2248

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