#159 まち・ひと・医者 ~福井発!赤ふん坊やと地域医療~

2018年12月8(土)(テレビ朝日 放送) 福井放送制作 協力/文部科学省 総務省 独立行政法人 中小企業基盤整備機構

医師・井階友貴さん
超高齢化が進む日本で、まちの存続や地域医療の維持について、不安を抱える地域はおそらく少なくないでしょう。福井県の最西端にある高浜町には、この問題を深刻に…ではなく、みんなで楽しく解決してみよう!と奮闘するお医者さんがいます。
かつて高浜町は町内の医師が激減し、医療崩壊の危機にありました。そんなころ高浜町に赴任してきたのが、和田診療所の医師・井階友貴さん(38)です。

芝祥二さん
井階さんが大事にしているのは”ココロの距離”。
患者さんと接するときは「病気ではなく患者を診る」との精神で、15分から長ければ30分も話に耳を傾けています。井階さんは、患者さんの家族構成や生活、趣味、日々の愚痴などなんでも知っています。こうしてできた信頼関係が、病気への不安を減らしていきます。

地域医療サポーターの会
地域医療の存続には、医者だけでなく住民自身も頑張ろう!という井階さん。
医療やまちに関心をもってもらうため、地域医療サポーターの会というグループを作ったり、誰でも参加できるカフェ形式のトーク会を企画したり、あの手この手で、住民参加を促すアイデアマン。それに呼応して、住民も自分たちのまちを良くしたい!と動き始めています。

赤ふん坊や
「面白いことやってる、堅苦しくない、ちょっと変わった医者」。そう住民から思われるのは大歓迎!井階さんは、楽しく地域と関わっています。
なかでも、町のマスコットキャラクター「赤ふん坊や」は、まさに井階さんの”相棒”。「赤ふん坊や」の健康体操を作り、その普及のために赤ふん坊やの中に…いえいえ、赤ふん坊やとともに活動しています。

まちを元気に!そのために、農業や観光でもなく、
医療の視点から取組んでみよう!というお話です。

編集後記

ディレクター:髙原みゆき(福井放送)

「こんなお医者さんがいるなら、安心だろうな」…取材をした患者さんたちの表情を見て、羨ましくなりました。重篤な病気にかかってしまったら大病院での高度な医療にお世話になることもあるでしょう。けれど、大半の生活においては、ちょっとした心配の種がなくなることのほうが大事で、それを解消しようと尽力してくれる、井階さんのようなお医者さんがいてくれるのは、なんと心強いことなのかと。

井階さんのすごいところは、本業だけでなく“まちを元気にしよう”と、医療以外の分野においても様々な取り組みを、いろんな人と進めるところです。その際、診療と同じく、実に丁寧にみなさんと関係を結んでいきます。失礼な言い方をすれば、少々馬鹿げているようなことにも大真面目で取り組んでいて、患者さんや一般住民、町長さん、どんな立場の方とも信頼関係を築いてしまう…すごい能力です。

高齢者が増え続けるこれからは、今まで以上に、何でも相談できる総合的な医療=プライマリ・ケアがますます重要になってくることでしょう。そうした中、井階さんのような活動が全国に芽生えてくることを願ってやみません。過疎化、医療崩壊…暗くなりがちなテーマを、ほっこりしながら解決するヒントになれば、幸いです。

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