#239 しげさんからの10万円 ~未来に種まく農チューバー~

2020年11月7日(土)(テレビ朝日 放送) 中国放送制作 協力/文部科学省 総務省 中小機構 JAグループ

もし「未来の日本のために」と10万円を託されたら、あなたならどうしますか?
今回は会った事もない人から定額給付金を託された男性の物語…。

私たちが2年以上密着している農業ユーチューバーの原田賢志さん(39)のもとに今年5月、思いを綴った手紙と現金書留の10万円が届きました。

原田さんはチャンネル登録数5万を超える国内有数の農チューバー。これまで4年間、毎日のように動画を作り、その数は千本以上。YouTubeで最新の農業機械を紹介したり、家庭菜園をする人向けに情報を発信しています。
手紙の主は、しげさんという会ったこともない87歳の女性。達筆な手紙には「テレビを見て胸が高鳴りました。私は常に今の国に危機感を覚えています。日本のために、愛のある優しい国になって欲しいのです。種をまけば芽が出ます」と書かれていました。原田さんは、しげさんに連絡をとろうとしますが…
意外な展開に…。

原田さんはしげさんの手紙に書かれた「種をまけば芽が出ます」という言葉に触発されその思いに応えようと、動き出します。これまでも、地域の高齢農家のためにドローンで農薬を散布したり平成30年7月豪雨で被災した地元を元気付けるためのお祭りを企画したり東日本大震災で放射線被害を受けた福島県本宮市の小学校の菜園作りに協力したりと積極的に活動をしてきました。はたして、今回は?

取材ではドローンやデジタルシネマカメラを使用。密着2年に及ぶ四季折々の映像と共に送る、一通の手紙から始まった絆の物語です。

編集後記

ディレクター:山本和宏

さて、農業ユーチューバー原田さんではなく、しげさんです。
実は最初、しげさんには取材を拒否されました。寄付したことが大々的になることが嫌だったみたいです。しかし、何度か電話で番組の意図をお伝えたところ自らの「終活にしたい」と出演を受けてくれました。

広島からカメラマンと二人で、しげさんが一人で暮らす尾鷲市へ。しげさんはお得意のお寿司を作ってくれたり、得意の洋裁を披露してくれたりと歓迎してくれました。そして、大好きなBTS、家族のこと、さらには国際情勢に渡りたくさん話をしてくれました。さらに、夜は、なんと、使わなくなった部屋に布団を二組敷いていてくれました!!

しげさんは私達が過去に制作した番組を見てくれて定額給付金の10万円を原田さんに送るという行動を起こしてくれました。それは、原田さんも私たちも思いがけない出来事でした。テレビ、手紙、YouTubeという様々な媒体の良さから生まれた今回のつながり。オワコン(終わったコンテンツ)なんてものはないのかもしれません。

「思いがけない誰かがテレビ番組を見てくれて誰かの種になっているのかもしれない」原田さんの決め台詞「今日も頑張っていきましょう」と思う番組です。

番組情報

原田農園
【住所】広島県東広島市福富町久芳2299−3
【電話】090-7779-3352

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