#256 ノーマンブラザーズ物語 ~養鶏ってかっこいい~

2021年05月08日(土)(テレビ朝日 放送) 琉球放送制作 協力/文部科学省 総務省 中小機構 JAグループ

沖縄県うるま市に話題の兄弟がいます。モデルのようなルックスのふたりは、たまごを作る養鶏家。兄のノーマン裕太ウエインさん(31)と弟のノーマン渉太トーマスさん(29)。たまごの生産にとどまらずチャレンジし続ける、かっこいい養鶏家です。

裕太さんは、祖父が50年続けてきた徳森養鶏場を27才で受け継ぎました。特徴がなかった徳森養鶏場のたまごを、ここにしかない特別なたまごにするため、裕太さんは試行錯誤を重ね「くがにたまご」を誕生させました。裕太さんがこだわったのは、地元うるま市特産の「黄金芋(おうごんいも)」をエサとして与えたこと。「くがにたまご」は、甘くてコクがあると地元で大人気。裕太さんは、たまごの開発をきっかけに、養鶏業のイメージ向上のため、数々のオリジナル商品を開発しました。たまごサンドウィッチが美味しいカフェをオープンさせ、琉球王朝時代に王様が食べていたという、由緒あるお菓子「ちいるんこう」を開発。Tシャツや帽子、子供服に「ニワトリ」というブランドロゴを入れた、アパレルブランドも立ち上げました。

ふたりが有名になったきっかけの一つに、SNSがあります。彼らは「ノーマンブラザーズ」という名前で、うるま市やたまごに関する情報を配信。南の島の養鶏家として、鶏舎の中で鶏ダンスを披露しています。ふたりにとっては、SNS配信も大事な仕事のひとつ。養鶏業に興味をもってもらおうとSNS配信を続けた結果、ふたりに憧れて、徳森養鶏場に若者たちが集まってきます。

ノーマンブラザーズのポリシーは「仕事は楽しく」。彼らは、50年続けてきた徳森養鶏場を、あと50年続けていく覚悟です。新しい養鶏業にチャレンジするノーマンブラザーズ…笑顔の日々を追いかけました。

編集後記

ディレクター:下地ゆみな(琉球放送)

“ノーマンブラザーズは、見た目だけでなく中身もかっこいい。”取材を通して感じた事です。おじい様が50年続けてきた養鶏場を守るため、たまごのブランド化に挑戦した裕太さん。「どんなに厳しい状況でも、チャレンジし続ける。」「働くことが自慢できる養鶏場にしたい。」裕太さんの言葉はつねに重みがあり、私の心に響きました。
従業員を「仲間」と呼び、大切にしている裕太さん。どんなに忙しくても4人の子供達と過ごす時間を必ずつくります。仕事もプライベートも全力投球。ノーマンブラザーズは、常に輝いていました。兄弟が揃うと、さらに輝きを増します。兄の裕太さんは、1人だとまじめで口数の少ない方という印象。しかし、弟の渉太さんがいると裕太さんの表情は、生き生きとなり目が輝いていくのを感じました。
「どんな仕事も楽しむ」ふたりから学んだことです。ふたりの姿を見て「養鶏業って楽しそう」と感じてくれたらうれしいです。

番組情報

株式会社 徳森養鶏場
【住所】沖縄県うるま市与那城饒辺807-3
【電話】090-1945-0263

Gold Coast TAMAGOYA(ゴールドコーストたまごや)
【住所】沖縄県うるま市与那城饒辺727−41
【電話】098-989-7377
※メニュー:くがにたまご・ゴールドサンド・ちいるんこう・コーヒー(ドリンク)・シャツ など

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