#274 長崎 温泉蒸す女 ~明るく 楽しく 元気よく!~

2021年09月11日(土)(テレビ朝日 放送) 長崎放送制作 協力/文部科学省 総務省 中小機構 JAグループ

長崎県の島原半島にある小浜温泉は、海沿いの小さな温泉。源泉の温度は105度、熱量日本一を誇る名湯ですが、その知名度は残念ながらいまひとつ…。

「故郷を元気にしたい、もっと全国の人に知って欲しい!」そんな想いで温泉の「蒸し」のパワーに着目した女性が今回の主人公。小浜生まれ小浜育ち、井上あやさん、47歳。愛猫「みーこ」とふたり暮らし。出版社や大手通信会社で活躍し、9年前、東京から小浜に戻ってきました。

感じたのは「こんなに小さな町だったのか…」ということ。そして、海と山に囲まれた島原半島には、他の町の人がうらやましくなるような豊富な食材があるのに、それを活かしきれていない現実。そこでひらめいたの温泉蒸しの野菜ジャム!島原半島の美味しい野菜を蒸しの力でぎゅっと凝縮し、煮詰めます。試行錯誤の末、トマト、にんじん、安納芋、生姜の4種類が完成。さらにあやさんは温蒸素味(おんむすび)と名付けたカフェを昨年オープン。温泉パワーを使った食で、小浜の知名度アップへ向けて奮闘中です。

実は今、小浜は移住者に人気の町。小浜にワイナリーを作りたいと大阪から故郷に戻ってきた川島貴宏さんや、小浜の自然にほれ込み、長崎市から移住してきた藍染作家の鈴木てるみさんも。移住者の視点は、新たな小浜の魅力をあやさんに教えてくれるといいます。

あやさんのひらめきはまだまだ止まらず、温泉のパワーを使った商品を続々開発中!コロナの今、小浜に来たくても来られない人のために開発した、新鮮な魚や蒸し野菜の真空パックも好評です。「地元の人が小浜の魅力に気が付くことが大事」…いつもパワフルなあやさんと小浜が面白いことになっています。

編集後記

ディレクター:宮路 りか(長崎放送)

長崎県の島原半島に、海と山に囲まれた小さな温泉町があります。源泉の温度105度、熱量日本一の名湯、小浜(おばま)温泉です。そのお湯は透明な塩湯。体の芯からあたたまります。温泉を堪能した後に待っているのは新鮮な海の幸と山の幸。しかし、残念ながら小浜温泉の知名度はいまひとつ。

温泉に食材に、他にはないものをたくさん持っているのに、これではもったいないと奮闘しているのが、今回の主人公、井上あやさんです。いまどき、キャリアウーマンという言い方も懐かしい響きがありますが、出版社や大手通信メーカーでトップセールスを誇っていたあやさん。その経験で培ったノウハウを武器に、9年前、故郷に戻り始めたのが、温泉蒸し野菜のジャム。蒸しの力と島原半島の食材を利用し、小浜の知名度を上げようと次から次に仕掛ける様に、逞しさを感じ、番組を制作しました。常に前向き、エネルギーの塊のようなあやさんのオフの表情も私は大好きです。

なかなか旅にも出られないご時世ですが、この番組をご覧いただき、コロナがあけたら小浜に行ってみたいなあと思ってくださったら、あやさん、大喜びだと思います。長崎県の小浜温泉に、ぜひいつかお越しください。その時は温蒸素味(おんむすび)をお忘れなく。

番組情報

温蒸素味(おんむすび)

【住所】〒854-0516 長崎県雲仙市小浜町富津4239
【電話】0957-61-1974 【FAX0957-61-1975
HPhttps://onmusubi.com/

アイアカネ工房

【住所】〒854-0514 長崎県雲仙市小浜町北本町1012
【電話】0957-60-4234
HPhttps://aiakane.com/

小浜温泉ワイナリー shop&Restaurant

【住所】〒854-0514 長崎県雲仙市小浜町北本町862
【電話】090-6964-5748

旅館國崎

【住所】〒854-0513 長崎県雲仙市小浜町南本町10-8
【電話】0957-74-3500
HPhttps://kunisaki.jp/

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