#488 幸せの描き方 ~画家が育てる倉吉西瓜(すいか)~

2026年10月10日(土) 05:20~05:50 (テレビ朝日 放送) 日本海テレビ制作 協力/文部科学省 総務省 中小機構 JAグループ

鳥取県倉吉市の特産品「倉吉西瓜(スイカ)」。
その生産を支えるのが、岩井直義さん(50)です。父親から農園を引き継ぎ、約4ヘクタールの畑でスイカを栽培する岩井さん。収穫時には早朝から畑に立ち、スイカと向き合います。

そんな岩井さんには、もう一つの顔があります。
それは、油絵画家。高校時代に絵の道を志し、漫画家を目指して上京。さらに憧れだったパリにも渡り、表現の世界で生きようともがき続けました。
しかし思い描いた未来には届かず帰郷。
高齢になった両親の後を継ぎ、農業の道へ進みます。

けれど、絵をあきらめたわけではありませんでした。畑仕事を終えるとアトリエに向かい、今も筆を握り続けています。東京のバーから依頼された一枚の絵。その完成を目指し、農作業の合間にも制作を続けます。農業と絵画。一見異なる二つの世界ですが、岩井さんにとってはどちらも自分らしく生きるために欠かせないものです。

40代で再会した同級生の陸子(みちこ)さんと結婚し、娘のまほちゃんにも恵まれました。
間引いて廃棄されるスイカを活用した商品開発に取り組む夫婦の挑戦。アトリエで父娘が並んで絵を描く時間。かつて画家としての成功を追い求めた青年は、家族とともに新たな幸せを見つけていきます。

スイカを育て、絵を描き、家族と生きる。若いころに思い描いた夢とは、少し違うかもしれません。
それでも、油絵が色を塗り重ねながら一枚の作品になっていくように、失敗や遠回り、出会いを重ねながら今の幸せを描いてきました。農家と画家、二つの人生を歩みながら、今日も自分だけの色を重ねています。

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